口の中で卵を育てる魚

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★冬季休業のお知らせ★

2014年2月1日~28日まで冬季休業とさせていただきます。
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★海外ツアーに関して★

2月に予定しておりました、パラオ・モルディブツアーですが、都合により中止とさせていただきます。
参加希望されていた方には大変申し訳ございませんが、次の機会に是非宜しくお願いいたします。

平成26年1月23日

今日まで海なしです!

ここ数日北風ビュービューで、気温も低く

コンディションはあまり良くなかったので、むしろノーゲストで良かったかも(*_*;

今日は一日中太陽カンカン照りで、気温も少し上がったのかな??

一日中室内にこもっていたのでわかりません・・・

でも休憩時に太陽の光を浴びると、なんというのでしょうね

元気が出るというか、力が湧いてきますね。

やはり太陽の力は偉大ですね~。

さて、そんなわけで今日は海の生物シリーズです。

「口内保育する魚」

写真を見てわかるように

魚の口の中に卵があります。

この魚はキンセンイチモチという名前で

八重山の海では比較的普通に見られる魚です。

イシモチの仲間はそのほとんどが、メスの産んだ卵をオスが口の中に入れ

孵化するまで育てるという事を行います。

シーズンは初夏~秋といったところでしょうか。

冬はほぼ見られないです。

イシモチノ仲間は種類が多く

皆さんご存知のスカシテンジクダイなどもこの仲間になります。

まず、繁殖期になるとオスがメスと寄り添って生活を始めます。

メスのお腹が卵でパンパンになる頃、メスがオスの口あたりをつんつん刺激します。

刺激されたオスは、口を大きく開ける練習を繰り返します。

こうなるとメスの産卵はもう間近。

ダイビング中にこの光景を見たら、そのダイビング中に産卵をする可能性はあります。

粘れるなら1DIVE粘ってみても面白いかも。

そして、メスが卵の塊を産むと

オスがすぐに精子をかけて、すかさず口の中に入れてしまいます。

その後、口をもごもごさせて、おさまりの良い状態になるまでもごもご。

納まりが良くなったら暫く落ち着きますが

また気持ちが悪くなると、少し吐き出してまたもごもごして納まりが良くなるまで続けます。

それをなんと1週間から2週間もの間続けるんです。

当然、食事なんかできなくて

飲まず食わずの生活が始まるんですね。

こいつらには生まれ変わりたくねー!

その間メスはというと、一応オスのそばにはいるのかな?

中には、また別のオスを探して何処かへ行ってしまうメスもいるらしいですが

なんて薄情なやつだ!

まぁでも、自分の子孫(遺伝子)を残すことが生きている一番の目的ではあるので

仕方ないっちゃ仕方ないのかな。

オスは、口の中の卵が成熟すると、何らかのきっかけを与えて
卵の中の赤ちゃんを外に出します。

種類にもよるかもしれませんが、おそらく日没の時間帯に行うのではないでしょうか。

このハッチアウトが終了したオスは、またメスのそばで寄り添って生活を始めます。

この繰り返しです。

オスが、口内保育終了後、次の口内保育まで何日必要なのかわかりませんが

これ、連続でやっていたら人間なら体が持たないですね。

だからなのかわかりませんが、たまぁに口の中に入っている卵を食べてしまうオスもいるようです。

メスからして見れば、おいおい!!って話ですが

魚も良いオスと巡り合わないと痛い目をみる、という良い例ですね~。

By たけ