これくらいは知っておこう クマノミ豆知識 その1

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平成26年1月8日

今日・明日は久しぶりに海はお休みです!

でもブログは毎日更新しますよ~!!

で、なにをアップしようか考えたのですが・・・

僕らの陸仕事とか別に興味はないと思いますので

海の生物について書いていこうかと思っています。

ある程度のレベルに達しているダイバーさんなら当たり前のように知っていることも多いと思いますが

逆に知らない方も結構多いと思われる事を探してみますヽ(・∀・)ノ

専門用語とかはあまり使わず、誰にでも分かるように優しく書きますね~。

というわけで、まずは第一弾ということで

今日・明日は、超メジャーな「クマノミ」をいってみましょう☆彡

第一話 「なぜクマノミはイソギンチャクの中で暮らしているのか」

皆さんお馴染みのクマノミさん。

国内では今のところ6種が確認されています。

どれもイソギンチャクの中で生活しているのですが

なぜイソギンチャクの中で生活しているのでしょう?

ご存知イソギンチャクはクラゲなんかと同じで

触手の表面に無数の毒のトゲを持っています。

人間にはたいして害のない程度のものがほとんどですが

この毒は魚にとってはかなり強力なようです。

実際にイソギンチャクは魚をこの毒で魚を痺れさせ、中に引きずり込み食べてしまいます。コワっ。

このため、基本的に魚はイソギンチャクに近づかないように生活をしているわけです。

ということは、このイソギンチャクの触手の中で生活をしていれば

外敵から身を守れるというわけです。無敵ですね。

でも、イソギンチャクの触手に触れたら、体が痺れてしまうはずですよね。

ここがクマノミのすごいところなんですね。

簡単に書くと

クマノミの体の表面はある粘液で覆われていて

この粘液を纏うことで、イソギンチャクの触手から身を守れるというわけです。

クマノミの体を綺麗に拭き取ってからイソギンチャクの中に入れると大変なことになるのでやめましょう。

逆に、イソギンチャクはクマノミと生活することで何かメリットがあるのでしょうか?

これに関しては、色々な説があり実際のところちゃんと解明はされていないらしいですが

あくまでも推測で・・・

1つ目

クマノミは自分のテリトリー(イソギンチャク)に近づく生物に対して威嚇して追い返すことがあり

イソギンチャクからしてみれば、自分を食べる生物からも身を守ることができるはず。

2つ目

イソギンチャクに砂などが被ってしまっても、クマノミが中を泳ぎ回ることでいつも綺麗な状態を保てるはず。

3つ目

クマノミはイソギンチャクに食物をストックすることがあるらしく、たまにおこぼれをもらえるらしい。

他にもなんかあったような気がしますがこれくらいで。

イソギンチャクが本当にメリットを感じているのかは定かではありませんが

見ている限りでは、お互いうまくやっているように見えますね~。

クマノミ側の一方的な寄生ではなく、共生であってあって欲しいと願います。

By たけ