ともやブログ更新です!

記事の前にお知らせです

ご予約状況

下記のGoogleカレンダーでご確認をお願いします。


↓ 記事はこちら ↓

.

こんにちは!

不定期更新のともやブログですが、本日お休みいただいているので更新させて頂きます(^^)

最近「孤独のグルメ」という番組にハマっておりまして、朝からBGMとしながらダラダラしたり仕事したりしています。これを書いている今もね。。

話がガラッと変わります。

気象庁の3か月予報は、例年に比べると気温が低いとのこと。一か月前までは水温も高く快適でしたが、度重なる寒波の影響で水温はぐんぐん下がって25℃を下回る場所も出てきています。今後お越しの皆様はドライスーツや厚めのウエットスーツをご準備くださいね。

そしてもう一つ。
とうとう石垣島の主要エリアにも軽石が到達しました。まだそれほどの量ではありませんので船を出すことが出来ています。しかし、本日港を管理している農林水産課から連絡があり、大量の軽石の港侵入を防ぐために県が管理する漁港は防護ネットを張るそうです。こうなると、港口が封鎖されることになりますので船を出すことが出来なくなります。

ここ最近の強い東風で運ばれてきたのだと思いますが、今夜から強い北風が吹くので遠くまで風で運んでくれることを願っています。しかし最悪の場合はダイビングツアーを実施できない日が出てくる可能性も御座います。大変申し訳ございませんが、予めご了承頂けると幸いです。

さて、気を取り直して最近撮らせていただいたものをご紹介です。もちろんお客様優先なので、本当に間が空いた時に軽く撮らせていただいた写真たち&これはこんな感じで撮ると綺麗ですよーな参考写真として水中で使わせていただいているんです。撮影に没頭されているゲストさんを待っている間がほとんどなので、僕しか撮っていないシーンばかりかもしれません。。。

とあるポイント。タンザクハゼ属の一種がたくさん生息しているんです。
この時は、写真家の古見きゅうさんがツアーで来られていた時で、きゅうさんともう一名だけこのエリアを希望されたのでお連れしたんです。レアなホタルビサンゴアマダイからのこの子たちの流れでしたが、二人が撮影中にこんな光景が。思わず撮らせて頂きました。ヒレ全開、狙ってもなかなか難しいんです。運が良かった。
サイズが大きいので撮りやすいし見つけやすいですが、モエギハゼのヒレ全開を狙うより遥かに機会が少ないです。常連ゲストさんには是非トライしていただきたいですね☆タンザクハゼ属自体、石垣島ではかなり希少ですよ!

キンギョハナダイにそっくりですが、国内ではレアなメラネシアンアンティアスです。今年の春に見つけてからずっと居てくれているんです。久しぶりに見に行ったのですが、最後に見たときはまだ幼魚カラー。今回はまさかの成魚カラーに。メスなのかオスなのか、成魚を見たことがないので何とも言えませんが、激変していてめちゃくちゃテンションが上がりました☆
ゆるめの設定でも撮ってみました☆
完全なオスではなさそうですが、このヒレの感じ、キンギョハナダイそっくりですね。実際、しっかりブリーフィングしてから紹介しても、近くのキンギョハナダイ撮っている人多数でした。体色が全然違うのに、なんでわからないかな~ と思いながら必死に紹介しますが、この程度の差は一般的にはカメムシの色がこの子はこうであの子はこうで・・・みたいなレベルなのでしょう。ベニハゼの種類などををブリーフィングで長々話す事がありますが、人によってはドン引きされているんだろうなー笑 とにかくこのステージまで成長を遂げたこの子は国内ではかなり珍しいと思います。
同じハナダイの仲間で、個人的に気にっているのがフタイロハナゴイ。
初夏~夏ころに幼魚が出現する程度で、以前まで成魚まで成長して居ついてくれる個体はいなかったんです。このポイントのとある根にはここまで成長を遂げた1ペアがいるんです。我々が利用するポイントでフタイロハナゴイのペアが観察できるのは唯一ここだけ。

フタイロハナゴイの美しさはやはりこの婚姻色。他のハナダイだと婚姻色は昼間でも見られる事がありますが、この子は産卵する時間帯しか婚姻色を出さないんです。もしかしたら普段から出しているのかもしれませんが、昼間は普段見る姿と大きな差はありません。しかし、産卵の時間帯(日没前)になると、突如体色を変えてメスを誘います。仕事の都合上産卵を狙いに行ったことはありませんが。3ダイブ目が遅い時間の日は積極的に狙っています。期間は今から2月~3月くらいでしょうか。ポイントの性質上なのかわかりませんが、この潮じゃないとダメ みたいのがあるようです。最近なんとなくつかめてきました。



とにかく、石垣島ステイでフタイロハナゴイの本気の色を見られるのはここしかないんです。先日、奄美大島で活躍されているネバーランドちょっくんが来島されましたが、聞くところによると奄美ではこの光景が通年見られるとのこと。まじかよ・・・フタイロハナゴイの産卵見るなら是非ネバーランドさんへ!もしくは当店で良ければ当店へ!笑



コロナ禍以降、よく紹介させて頂いているこの子達。○○モウミウシ。この海藻があれば大体居ついているのですが、小さいしあまり紹介していませんでした。しかし、海外ではよく紹介されているようで、コロナ禍で海外に行けないダイバーさんが多く来るようになってから、日本でも見られるんだーとビックリされるので最近は紹介させて頂いています。触角の間に眼があって、それが可愛いんですよね。羊に例えられるようですが、ほんとそんなウミウシです。リクエストいただければ通年ほぼ確実にお見せできます。
全く同じ境遇のこの子。フィコカリスシムランス。緑色の子は確かに可愛い。茶色い子は・・・ しっかりブリーフィングで伝えないと確実にゴミとして扱われるこの子ですがリクエストは多いです。やはり緑がお勧め!
ゲストが見つけてくれたカエルアンコウ系。動きが完全にクマドリカエルアンコウだったのですが、このバリエーションは見たことがないです。カエルアンコウ自体八重山ではかなりレアな域なので、知識がなく申し訳ございません。動きとシルエットはクマドリでした。たまたまアクビしてくれたところです。
ウミウシのシーズンが始まりつつあります。これから春までは様々なウミウシを観察できるようになります。もちろん夏でも見られるウミウシはいますが、これからのシーズンは種類も数も激増です。本州では珍しいウミウシも普通に見られるようになりますから、売ウミウシ好きのダイバーさんは是非冬~春の石垣島でウミウシに張り付いてくださいませ。ちなみにこの写真はキスジカンテンウミウシが産卵しているところ。腹部にあるオレンジの帯が卵塊です。
イロカエルアンコウ?オオモンカエルアンコウ?どっちなのかわかりません。というかどっちでもOK!大して差はありませんしね。プロとしてどうなのか、僕はそこに重きを置きませんので可愛かったらなんでも良いでしょう。冬が多い印象ですが、カエルアンコウ自体が八重山ではアイドル種。色が地味だろうがなんだろうが、カエルアンコウ見つけたらガイドはテンション爆上がりなんですよ!(^^)!
どちらかというと、珍しい生物よりもこんな光景が好きです。その一瞬しか切り取る事が出来ないシーンがあるんですよ。ゲストに紹介してもこのシーンは無くなってしまう事が多いんですよね。自分でアンテナ張り巡らせて、自分で見つけて撮るのが一番の近道です。
ホントにちょっとした事なんです。この魚の後ろに綺麗なサンゴがあるので撮ってみよう。そんな感じで良いと思います。
同じく。
またまた同じく。カンザシヤドカリは動かないので紹介しやすいです。
こんなサンゴは移動中でも注視します。発見しても状況的に紹介できないことが多々ありますから、皆さんも移動中はガイドに頼らずこんなサンゴを注視してみてください☆
ベテランさんならスールーしがちなガラスハゼも、周りを良く見渡してみてください。何かを絡めてこの子を輝かせる事が出来る可能性があります。可能性は無限大です。常にその意識を持ってください。
ミラーレス含め一眼であればF値は写真の印象を左右します。色々変えて撮ってみましょう。1DIVEかかっても当店はOKです(*’ω’*)


雑魚扱いされるチゴベニハゼも、場所によっては輝かせる事が出来るかも。
僕なんかはもう脱却が難しいですが、新しい感性で新しい写真をたくさん見せて欲しい!そんな思いで日々紹介させて頂いていますから!
脱却するんだ!
新しい感性を皆様に期待しています!

BY たけ