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こんにちは。
昨日梅雨入りした石垣島は、朝から雷連発の大雨に見舞われました。
犬は猫よりも雷に弱いらしく、早朝からたたき起こされました。10秒に一回くらいゴロゴロとすごい音が鳴っていたましたね。
雨も凄くて、至る所で冠水。一時間の降水量は・・・ 観測史上最高となる125mmだったそうです。

海はきっとニゴニゴだろうな。昨日潜っておいて良かった。
そうなんです。5月11日より外出自粛要請が解除となりまして、ようやく調査ダイブへ出かけることが出来ました。前日夜にサンゴの産卵が行われたようで、朝から島中独特の匂いがしておりました。昨日名蔵湾では産卵が行われていたようなので、別の場所にしようか迷いましたが、ゲストをお連れして潜ったら写真撮る事が出来ないニシキテグリの産卵を今回は優先し名蔵湾へ。
昼過ぎの出港で、日没まで少し時間があったので、明るいうちに2DIVEしました。
まずは、ずーっと会いに行きたかったリボンゴビー。まだ和名の無いタンザクハゼ属の一種のようで当店以外まだ誰も石垣島で見たことがないであろう貴重な生物であります。
エントリーした時は空が厚い雲で覆われていて、深場はライトなしでは生物を探しにくい状態。また、海底はヌメっとした軟泥になるので巻き上げないように慎重に捜索開始です。
久しぶりに潜ったので目が慣れず、最初はかなり苦労しました。
しかし目が慣れてくればこっちのもの。
数自体は結構多いので、どんどん見つかります。

警戒心はかなり強い方で、なかなか近寄らせてくれません。
一枚シャッター切れるか切れないかくらいですぐに巣穴へ潜ってしまいます。

遊びで潜る時も無限圧潜水を心がけているので、時間との戦いでもあります。
高揚感と緊張が入り交じり、アドレナリンの放出が半端ない。

ん~難しい。。。。 時間切れで浅場へ戻ります。また行かなくては。

最後にここで潜った時、極小幼魚が新たに加わっていたのを確認していましたが、まだ仲良く暮らしておりました(^^)
さて、気になるのは他の幼魚たちです。
個人的にはカエルウオ系の幼魚を期待していましたが、この自粛期間の間に一気に増えたようです(^^) ちびちびサイズの子が沢山いました☆



幼魚同士で縄張り争いしたり、遠くを眺めていたり、とにかく可愛い!
早く皆さんに紹介したい!!!できないのが辛いよ!!!
そして、スズメダイ系の幼魚も爆増しておりました~

身体がスケスケのサイズ。スズメダイ系の幼魚は今が旬なんです。


めちゃ小さかった☆


などなど、幼魚好きにはたまらない季節が到来しておりました。
個人的に4月と5月はかなり好きです。

直感で、この後絶対ハッチアウトする!
時間帯はニシキテグリの産卵と被っちゃう気がしますが、ニシキテグリ終わったらすぐに見に行ってみよう。
そしていよいよニシキテグリの産卵を狙います。
個体数の多そうな場所は予めチェックしておいたので、その周辺で待ちます。
日没の時間が近づくにつれ、動きが活発になってきます。

しかし、一眼片手にそれはとてもとても難しかった・・・
結果は惨敗。一枚もシャッター切れなかった(>_<)
ファインダーの中で産卵を観察して終わりました。
ガイドさんの存在って大事だな~~ って思いましたね。
ほんで、もう一つの楽しみだったクマノミの方へ。
すると・・・
・・・
・・・
・・・

もうちょい早くに来れば良かった~~~
稚魚が卵の殻を破って出てくるのですが、一気にブワっと出てくるのではなく、あっちでポン!次はこっちでポン!といった感じで出てきます。出てくる直前に体を激しく震わせるのである程度狙いを絞る事は出来ますが、なかなか難しかったです。

観察の仕方が悪かったのか、半分くらいを残してハッチアウトは終了してしまいました。
裕美が遅れてきましたが、時すでに遅し。
その後、サンゴの様子を見て回りましたが産卵する様子は全く感じられなかったので、適当に遊んで過ごしました。

砂に半分くらい身を隠してじっとしておりました。可愛い!


壁一面真っ黄色になるんですよ、美しいです。
そんなこんなで、21時前にはエキジットして帰港しました。
初のゲスト無しナイトダイブ、しっかり楽しませて頂きましたm(__)m
近日中にまた調査ダイブに行きたいな。ではでは!
BY たけ