ヒレ全開を狙おう

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こんにちは!

台風接近に伴い、船を陸揚げししばらくのお休みに突入です。
ちらほら雨も降り始めたので、晴れているポンちゃんを草原に連れていきヘトヘトになっていただきました。

今回の台風は、おそらく八重山直撃。気象庁は今回の台風をやや過小評価気味でして、最も接近する時で波高9mと予想しています。いやいやそんなもんじゃないでしょう。水温の高い海域でゆっくりとした動きなのでこちらへ来るまでにどんどん発達してとんでもない風が吹くと思っています。何事もない事を願いますが、今回ばかりはそれなりに被害が出てしまいそうな予感です。

さて、今日からしばらく暇なので最近撮っていたお魚さんの一部をご紹介していきます。いつまで休みになるかわからないので、小出ししていきますねー。

今回のテーマはヒレ全開。
ヒレを閉じている時と開いている時は美しさがまるで違うので、是非皆さんにもヒレ全開の瞬間を狙って頂きたいです。

まずはナカモトさん。住処から出て食事をしている時は、比較的狙いやすいです。お腹にオレンジの卵もぎっしりですね。

石垣島周辺では雑魚のオキナワベニハゼですが、良くジャンプしてくれます。着底している時にも全開の子を狙うのが近道かも。

特定のポイントで多く見られるギンガハゼ。個体数の多い場所で良くホバリングしてくれます。ホバリングする子としない子を見極めて待たないとこのような写真は永遠に撮れません。まずは遠目で良く観察し、ホバリングしている子に狙いを定めて接近後、時間を掛けてその時を待ちましょう。息を止めて(排気しない)刺激を与えないことが大事です。

ヤシャハゼは警戒心の強い個体(近づくと着底してしまう)は避けましょう。ひたすら待ては慣れてホバリングしてくれるかもしれませんが相当な時間が掛かります。潮流も関係していると思いますが、近づいてもホバリングして食事に夢中な子を探すのが近道です。どのハゼも一緒ですが、ホバリングシーンを狙うなら、カメラは海底にくっつけるように撮影しないと背景がうざくなりますよ。

すみません、ヒレ全開とは言えない写真ですが、完全に閉じているよりはいいでしょ?(^^;) アケボノハゼは、個体を選べるほど多く生息していないので、開いてくれたらラッキーくらいの気持ちで挑みましょう。

モエギハゼの幼魚たち。写真の子は全開ではありません(^^;) 爆発的に増えたこの子たちも少しづつ大きくなってきました。小さいながらもいっちょ前にヒレを開きます。縄張り争いのため幼魚たちはヒレを開く事が多いので、成魚よりも狙いやすいんです。綺麗さはやはり成魚に軍配が上がりますが。

ベニヒレイトヒキベラの幼魚。タイミングよくヒレを開いてくれました。何かに対して威嚇しているとかではないので、とりあえず撮りまくっておけば撮れるかも?な写真です。

クジャクベラの雄。普段はヒレを閉じていて、色味ももう少し地味なのですが、求愛時に変貌します。この類の子たちはとにかく素早く泳ぎ回るので、撮影は非常に困難。下手に手を出すと火傷しまっせー!汗 ハナダイやスズメダイなど、短時間でそれなりの写真を余裕で撮れちゃうくらいのレベルに達していないと挑戦はお勧めしませんが、燃え尽きたい方はリクエストくださいね。

こちらも同じ類の子。前回のともやブログで紹介させていただいた超絶レアなベルズフラッシャーラス。今回の台風でどうなるか心配ですが、まだ居てますよ!クジャクベラが撮れるならきっとこの子も撮れます。ちなみに60分粘って、ピント合ってたの5枚くらいでした(^^;) まだまだ修行が足りないようです・・・

ではでは、また別のテーマで色々紹介させて頂きますねー!

BY たけ